18世紀後半に京都で活躍した画家。 錦小路の青物問屋の長男に生まれたが40歳で弟に家業をゆずり 以後画業に専念する。宋・元・明の中国古画の研究、さらには実物の写生も重要視、 光琳の装飾画風をもとり入れるなどして、独特の造形感覚による個性的な画風を生みだした。 動植物を描き特にニワトリを得意とした。
● 鳥獣花木図屏風、群鶴図 他
paletteアメリカの日本美術コレクター、エツコ&ジョー・プライス夫妻(プライス財団)によって蒐集された伊藤若冲、円山応挙、酒井抱一など日本美術を代表する名品の一部190点を2019年に購入、出光美術館の所蔵となった。「鳥獣花木図屏風」はさまざまな鳥や動物たちが升目描きという技法で描かれた若冲の代表作の一つ。
● 松梅孤鶴図 他
palette「松梅孤鶴図」は逆さにした卵から真っ直ぐ足がはえているようなユーモラスな鶴と、松の幹、白梅が描かれた独特なアレンジの作品。
● 鯉図
● 動植綵絵(30幅) 他
palette「動植綵絵」は、鳥、鳳凰、草花、魚介類などを描いた30幅の花鳥画。「群鶏図」「老松白鳳図」などは特に有名。