両国、清澄白河、スカイツリー周辺の美術館巡りに役立つ、墨田区・足立区・江東区、江戸川区エリアの美術館一覧です。美術館ごとに概要や所蔵品の特徴、おすすめポイントなどを紹介しています。
相撲や浮世絵をはじめ日本の伝統や、江戸文化に触れられる街。郵便、たばこ、鉄道などの企業博物館もあり、鑑賞に加え体験して楽しめる展示もあり家族で楽しめる施設が多い。
江戸東京の歴史遺産を守り、東京の歴史と文化を振り返ることによって未来の東京を考えるために設立された博物館。常設展示室は「江戸ゾーン」「東京ゾーン」「第2企画展示室」で構成。浮世絵や絵巻、着物、古地図、大型模型などが展示されている。
休館中:~2025年度(予定)/大規模改修工事のため
浮世絵師 葛飾北斎が生まれ育ったゆかりの地に建つ美術館。北斎の作品や資料を主に所蔵し、墨田区が収集したもの、北斎や浮世絵研究で知られるピーター・モースや楢崎宗重から譲り受けたものなどがあり企画展などで公開している。常設展示では北斎のアトリエ再現模型や、北斎漫画などをタッチパネルで紹介している。建築設計は妹島和世建築設計事務所。
日本の郵便の資料や、約33万種の切手など郵便および通信に関する収蔵品を展示・紹介する博物館。明治から昭和の時代に実際に使っていた制服やポスト、備品などからは郵便の苦労や工夫が伝わってくる。スカイツリーに隣接するスカイツリータウンに直結。
「たばこ」と「塩」の歴史と文化を紹介するために、日本たばこ産業株式会社(旧・日本専売公社)が運営する博物館。たばこの起源から世界への普及、日本への伝来・現代までの歴史を、喫煙具、浮世絵やポスター、ジオラマ、映像など多彩な資料で紹介。また、世界の塩や、日本での塩作りの歴史、塩の科学なども紹介している。
東武鉄道の歴史や文化、役割を紹介する博物館。明治から昭和期に実際に走っていた蒸気機関車、木造電車、ボンネットバスなどの車両や、歴史を伝える貴重な資料を展示。実物の運転台で前方の風景を見ながら、電車やバスの運転体験ができる。
千住金属工業株式会社の社長だった佐藤千壽が収集した世界各地のやきもの、漆器、茶の湯の釜、ガンダーラの仏像など多岐にわたるコレクションを展示。6角形の形をしたユニークな建物で、館内は1階と2階の展示空間をスロープで繋いでいる。
墨田区の歴史、文化、伝統を紹介する資料館。文献資料、絵画、考古遺物などを通し古代から現代までの歴史を紹介する常設展示や、すみだをテーマにした企画展を開催している。
錦絵や番付、化粧廻しなど相撲に関する資料を収集、保存。年6回の企画展で公開している。
令和7年3月まで(予定)建物および展示の改修のため休館中
その他の文化施設
東京スカイツリー(東京都墨田区押上)
2012年春開業した634mの電波塔。水族館、プラネタリウム、大型商業施設「ソラマチ」などが併設され「東京スカイツリータウン」と呼ばれる複合施設となっている。
東京都復興記念館(東京都墨田区横網 都立横網町公園内)
関東大震災の惨禍と復興を永く後世に伝えるため、東京都慰霊堂の付帯施設として昭和6年に開館。大震災の被害、救援、復興を表す、遺品や被災物、絵画、写真、図表などを展示している。
葛飾柴又寅さん記念館(東京都葛飾区柴又)
柴又帝釈天の近くにあり、映画『男はつらいよ』の世界を「くるまや」のセットなど実物資料やジオラマ模型、懐かしの映像集などで紹介している。
美術館巡りにおすすめの宿
江戸の面影が残る街と、現代アートの共存するエリア。近年は個性的なカフェも増えアート&ショップ巡りも人気です。
1926年に開館した東京府美術館のコレクションを引き継ぎ、1995年3月に東京都現代美術館として開館。 戦後美術を中心に、近代から現代に至る約5,500点の作品を収蔵し「MOTコレクション」展で会期ごとに様々な切口を設けて作品を展示。さらに大規模な国際展をはじめとする特色ある企画展を開催。
「生活美」と「アーティスト支援」をテーマとして、地域の人の安らぎの空間となるべく2003年に美術館を開館。 本館は彫刻家 柳原義達の作品を中心に展示、東館では様々なアーティストの展覧会を開催。 館主 関口雄三が設計した展示室がガラス張りの美術館は、自然光で作品が楽しめる空間となっている。 また四季折々の自然とふれあえる庭園も楽しみの一つ。
江戸時代に関する資料等を展示及び収集、保存する施設。江戸時代末の深川佐賀町の町並みを実物大で再現し、お店や長屋に実際に上がって生活用具などに触れられる「体感型」の展示室に加え、小劇場とレクホールを備えた文化施設としての機能も担っている。
漫画「のらくろ」の作者で深川で育った田河水泡の作品や愛用の品を展示するミュージアム。「のらくろ」の単行本や原画の展示、書斎の再現、さらに田河水泡の育った明治、大正時代の深川の紹介がある。常設展示のほか、マンガをテーマにした特別展も不定期に開催。江東区の森下文化センター1階にあり入館無料となっている。
地下鉄の歴史から新しい技術までを、「みて、ふれて、動かして」学習できる参加型ミュージアム。車両の展示や建設技術の紹介、電車の運転シミュレーターなどがあり子どもから大人まで楽しめる。
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